記事番号:010210
メールサーバーの移管を行う場合、通常、メール共有オプションへ新・旧両方のメールサーバーとメールアカウントを設定し、一時的に両方のメールサーバーのメールを送受信する設定が必要です。
<運用イメージ>
メールアドレスの @以降のドメインを変えずにメールサーバーの移管を行う場合、メールサーバーの移管期間中は、新・旧のメールサーバーのサーバー名をホスト名ではなく、IPアドレス指定で設定します。IPアドレス指定とすることでDNS情報の切り替え中も、新・旧のメールサーバーそれぞれに正常に接続できます。
IPアドレスはご利用のメールサーバー会社様へ確認してください。
補足
IPアドレスを案内できないとメールサーバー会社様から回答された場合
利用するメールサーバーによっては、メールサーバー移管期間中も IPアドレス指定ではなく、ホスト名での指定となる場合があります。移管時もホスト名での指定をメールサーバー会社様から依頼された場合は、ホスト名指定で設定してください。
新・旧両方のメールサーバーを IPアドレス指定で設定する際の流れは次のとおりです。
<流れ>
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旧メールサーバーのサーバー名を IPアドレス指定に変更する
※ IPアドレスは旧メールサーバーの管理会社様へ確認してください。
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サーバー名を IPアドレス指定で、新メールサーバーを追加する
※ 新メールサーバーの設定値は、新メールサーバーの管理会社様へ確認してください。
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新メールサーバーに紐づくメールアカウントを追加する
※ メールアカウントの設定値は、新メールサーバーの管理会社様へ確認してください。
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新・旧両方のメールサーバーに紐づくメールアカウントで送受信が可能か確認する
注意
移管期間終了後は、次の作業を行ってください。
・旧メールサーバーに紐づくメールアカウントと旧メールサーバーの設定を削除する
メールアカウントを削除する
メールサーバーを削除する
※ 削除せず残している場合、旧メールサーバーを利用して送受信ができなくなった際に
メール送受信時にエラーが発生することがあります。
※ メールアカウントを削除した場合の影響は次のページを確認してください。
メールアカウントを削除すると、該当メールアカウントで送受信したメールは削除されますか? どういった影響がありますか?
・新メールサーバーのサーバー名を IPアドレス指定としている場合、ホスト名指定に変更する
メールサーバーを変更する
※ メールサーバー会社様へ確認し、移管終了後も IPアドレスで指定することを
依頼された場合は、IPアドレス指定のまま運用してください。